自分に向き合う一人暮らし
社会人一年目、関西→東京。
はじめての東京生活に、はじめての一人暮らし。
期待と不安。でも期待。
そんな心境ではじめた一人暮らし。
「東京で働きたい!」「一人暮らししてみたい!」
そう思っていたのは大学生のころ。
「場所はどこでも精一杯働きます、あっ、でも親の死に目にかけつけられるように
交通の便がいいとこがいいですね。」なんて答えて、くすっと
面接官を笑わせていた就活時代。
けれど、いざ、憧れの東京生活になることを会社から告げられたときは
うれしい気持ちよりも、どこかモヤモヤした気持ちでいっぱいで。
そうして迎えた一人暮らし。
こんなところにこんなお店がある
ここのラーメン美味しい
こっち行くとこの道に出るんだ
一駅歩いても全然余裕だなあ
何時に帰っても気を遣わないでいいじゃん
なんだかんだ最高じゃん
気分はハッピー!心もいろいろな刺激に触れて
カラフルなかんじ!
そうやってワクワクしながらも
家に帰ると
お部屋の掃除したいのに疲れたなあ
お母さんのごはん食べたいなあ
話し相手いないのさびしい気もする
なんてブルーになっちゃったりして
親のありがたみも心に染みたし、
生活しているうえで自分はこういう人間なんだなってことを
更にわかるようにもなった
ブルーな気持ちかもしれないけれど
一人暮らしをしなければ、感じることがなかった、
考えることがなかった、そうなってたかもしれない
そう考えてみると、なんだか一人暮らしも悪くない
自分に向き合える自分だけのスペースなのかもしれない
なんて、ね。